突然ですが、ギターに興味はありますか?
始めようと思ってもどのギターを買えば良いのか・・。
必要な物は何々揃えれば良いのか・・。
イマイチ良く分からなくて一歩を踏み出せない方も大勢おられると思います。
以前に同様な感じで初心者向けのエレキギターを3機種ほどご紹介しました。
今回はアコースティックギターのご紹介となります。
しかも、これしか無い!と言う勢いで1機種(正確には6種類の中から選択)に絞ってあります。
どうせ始めるならちょっと良いやつが良い!
そんな方向けに今回は「最強クラスの入門用アコースティックギター」をご紹介したいと思います。
その他、必要な小物類もご紹介しますのでよろしければそちらも参考にしてみてください。
入門用とは書いていますが、今回ご紹介するギターはベテランの方にもおすすめです!
マジでビックリなギターですよ!
アコースティックギターとは?
ここで、入門者の方向けにアコースティックギターとは?の解説をしたいと思います。
そんなの知ってるぜ!と言う方は飛ばしちゃってOKです。
アコースティックギターとは、エレキギターと区別するために付けられた区分で、基本的にはアンプを通さない「生音」をメインで使用するギターの総称です。
略して「アコギ」とも言われます。
アコースティックギターには「クラシックギター」と「フォークギター」の2種類があります。
クラシックギター
名前からクラシックに使うギターと思われるかもしれませんが、色々なジャンルに使われます。
この後で紹介するフォークギターやエレキギターのルーツとなったギターです。
ナイロン弦を使用するので優しい音色がするのが特徴です。
昔はナイロン弦の代わりにガット(羊の腸で作った紐)を使ったことから、別名「ガットギター」とも呼ばれます。
小柄でかわいい見た目ですが、指板や弦の間隔が広かったり弦の張り方が難しかったりでギターの中では少しハードルが高いギターとなります(汗)
ただし、「ポロン♪」と言う優しく癒される音はこのギターでしか出せない音でもあります。
フォークギター
今はアコースティックギターと言うとこの「フォークギター」を指す場合が多いです。
クラシックギターの音量不足を解消するために、ボディーを大きして鉄弦(ブロンズ弦)を張ったギターとなります。
音量も大きくてきらびやかな音がするのが特徴になります。
ジャカジャカとコードをかき鳴らすも良し、フィンガーピッキングで優しくつま弾くのも良しとオールマイティに使えます。
番外編、エレクトリックアコースティックギター
「クラシックギター」→「フォークギター」→「エレキギター」と時代の移り変わりと共に、より大きい音量のギターが求められるようになりました。
エレキギターの登場で音量の問題は解決しましたが、既にそれはエレキギターの音になっており、アコースティックギターの音とはかけ離れていました。
アコースティックギターのエアー感のあるきらびやかな音をアンプから出せないか?
その発想の下、開発されたのが「エレクトリック・アコースティック(又はガット)ギター」
通称、エレアコ・エレガットです。
生音でも使えて、いざとなればアンプにも繋げられる。
アコギの上位互換だ!・・っと思いきや、アンプから出る音は生音とは全然別物。
録音や音響設備への接続性は大幅に向上しますが、それが良い音かと言われるとなんとも・・。
よく「エレアコ臭い」と言う表現をされることが多いように、一般的にはあまりいい音とは認識されていないようです。
現代ではより生音に近づけるように創意工夫がされ、音質はかなりレベルアップされています。
また、エレアコとアンプの間に繋げて使う「エレアコ用プリアンプ」を使えば、かなり生音に近づけることが出来ます。
以上、余談でした(笑)
イチオシ!ELVIS(エルビス) Elite-2
私がイチオシするアコースティックギターがこちら。
ELVIS Elite-2です。
ELVISエルビス Elite-2(エリート2)アコースティック ギター【スプルース材トップ単板×マホガニー材】【カッタウェイ仕様】【付属品8点セット:国内保証書・チューナー・ピックガード・コードチャート・ピック・ストラップ・ポリシングクロース・純正ギグバッグ】SMC
あまり有名なメーカーではありませんが、一応国内に拠点があるようです。
他の低価格な入門用ギターをとは比べ物にならない出来の良さと品質です。
それでは特徴をそれぞれご紹介していきます。
[特徴その1] 選べるボディタイプと木材
ELVIS Elite-2では、「カッタウェイ」と「ノンカッタウェイ」の2種類のボディタイプ。
そして、木材はそれぞれ以下の通りになっています。
- トップ材:スプルース単版、サイド/バック材:マホガニー
- トップ材:スプルース単板、サイド/バック材:ローズウッド
- トップ材:マホガニー単板、サイド/バック材:マホガニー
好きなボディ形状を選んで、木材もそれぞれ選べると言った感じです。
他のメーカーの場合、多くは材質によりそれぞれのモデル・型番がありますが、こちらは自分でチョイスしていく感じですね。
[特徴その2] 高品質な搭載パーツ
このギターなんと!TUSQのナットとサドル標準装備です!!
一流メーカーでも同価格帯のギターは通常プラスチックのナット&サドルです。
この部分だけでも、後付けを考えたらセットアップ料金含めて5,000円以上はくだらないと思います。
そして、弦はダダリオ。
しかもEXP16と言うコーティング弦!
コーティング弦は特殊な素材で弦をコーティングすることにより、汚れや錆を防止すると共に滑りが良くなり演奏性が向上します。
入門用のギターとなると、ノンブランドの激安弦が張られているのが標準ですが、弦の一流メーカーであるダダリオ製のコーティング弦。
値段で言うと1セット1,500円前後ぐらいします。
このコストの掛け方にギターに対する愛を感じます(笑)
[特徴その3] 納得の質感
ハイグロス塗装のおかげでボディはツルツルでツヤツヤ、見た目にも美しいです。
特にマホガニーのモデルは相性抜群で美しい。
ラウンドエッジ加工により弾いていて角が痛いなんてこともありません。
プレーヤーの事をしっかりと考えられて設計されていますね。
ネックはサラサラとした塗装なので心地よい触り心地。
そしてヘッド裏にはダイヤモンドヴォルートと言う加工技術を使用しており、ネック強度を上げると共に見た目にも美しく仕上がっています。
[特徴その4] 驚きのコスパ
入門用ギターとしては30,000円前後からと平均的な値段ですが、スペックを考えると倍以上してもおかしくないレベルです!
どの材を選んでもトップは単板。
合板とは言え、サイド・バックがローズウッドのギターが30,000円台で買えるってすごいですよ!
しかも、これに3年保証+入門者に嬉しい以下の付属品8点が付いてきます!
どれだけ大盤振舞なんだ・・。
一流メーカーもビックリの内容ですよ。
で、どれを買えば良いの?
種類が色々あってややこしいと思う方もおられると思いますので簡単にご説明します。
ボディータイプは「カッタウェイ」と「ノンカッタウェイ」の2種類。
カッタウェイとは、ネック付け根部分のボディをカットすることによりハイポジションのフレットが押さえやすくなると言う加工です。
弾き語り等でコード弾きメインならどちらでもOK(コスト面や見た目でノンカッタウェイもあり)
ソロギターやメロディを弾きたい場合はハイポジションが弾きやすいカッタウェイが無難。
木材は出音に影響するので好みで選びましょう。
木材の組み合わせ | サウンドの傾向 |
トップ:スプルース単版 サイド/バック:マホガニー | アコースティックギターではスタンダードな組み合わせ。 バランス良く鳴ってくれるのが特徴。 |
トップ:スプルース単版 サイド/バック:ローズウッド | 高級ギターに採用される組み合わせ。 低音と高音がはっきりとしたきらびやかな音が特徴。 |
トップ:マホガニー単版 サイド/バック:マホガニー | 褐色のボディーでコアなファンがいるのがオールマホガニー。 温かい中音域が特徴で単音弾きで良い雰囲気が出ます。 |
木材に関しては、ちょっと値が張りますが個人的には「トップ:スプルース単板、サイド/バック:ローズウッド」をお勧めします!
正直、どこ探してもこの値段でローズウッド材使ってるギターなんて滅多にありません。
私も所有していますが、本当に気持ちが良い音です。
とは言っても、オールマホガニーの美しい見た目も捨てがたいし、他の楽器と合わせた時のアンサンブルで言えばバランスの良いスプルース+マホガニーも捨てがたいところです(笑)
その他必要な小物類
このセットを買ってしまえば、基本的に必要な小物類はあらかた揃っています。
ですが、個人的に追加でこれもあった方が良いなと思うものを以下に挙げていきます。
もしよろしければ参考にしてみてください。
替えの弦
特に初心者の方は力の入れ具合が分からずに弦が切れてしまう事が多いです。
その為にも必ず予備の弦は買っておきましょう。
純正で装着されているダダリオのEXP16は12(1弦)-53(6弦)なので同じか近いものを選びましょう。
細い弦を張れば押さえやすくはなるのですが、ナット・サドルのセットアップと大きく乖離する場合はチューニングが安定しなかったり、ビビりや音詰まりの原因となりますので注意が必要です。
EXP16は廃盤?なのか余り在庫が無く、あっても高いのでこちらをご紹介。
同じダダリオのコーティング弦です。
ギタリストなら皆知ってるエリクサー弦。
上のダダリオと同じコーティング弦ですが、コーティング弦では老舗のメーカーです。
プロ御用達で多くのユーザーに愛されています。
こちらは初心者の方におすすめ!
お手頃なお値段で3セット入っているので弦が切れても安心。
カポタスト
通称「カポ」。
ネックのフレットとフレットの間に挟んで曲のキーを変更するのに使用します。
ギターの良い所はカポタストで簡単にキーを変えれるところです。
カポタストは色々と種類があるのですが、洗濯ばさみのように挟むタイプが良いと思います。
また、楽譜により「capo.3」等、カポタストを指定するものもあります(この場合は3フレットにカポタストを付けると言う意味)
カポタストは見た目と値段で選んじゃってOKです。
とりあえず、安くてちゃんとしたメーカーのヤイリ製をご紹介。
ストリングワインダー(兼エンドピン抜き、ニッパー)
ストリングワインダーは弦交換を素早くするためのツールです。
通常はペグを指で回すのですが、ストリングワインダーを装着してハンドルを回すと3倍速ぐらいでペグを回すことが出来ます。
また、どうせ買うならアコースティックギターには必須のエンドピン抜きとニッパーが一体型になっているものを選ぶと良いでしょう。
コレ一つあれば弦交換はお手の物です。
オススメはダダリオのストリングワインダーです。
ストリングワインダー、ニッパー、ピン抜きがセットになっているので便利。
湿度調整材
これは必須では無いんですが、余裕があれば買っておいた方が良いです。
湿度調整材は湿度が高ければ吸収、低ければ放出してギターを最適なコンディションで保管することが出来ます。
アコースティックギターは構造上、湿度の影響を受けやすいです。
また、日本には四季があるのでギターにとってはシビアコンディションとなります。
ネックが反ったりボディが浮いたりすると最悪の場合、修復不可能となるケースもあります。
ギターと湿度調整材をギグバッグに入れておけば、それらのリスクを最小限に抑えることが出来るのでオススメです。
私も使ってる湿度調整材です。
チャック付きで2個入りなので便利。
値段はどこのメーカーも似たり寄ったりなのでどれを買っても良いと思います。
まとめ
皆さんも新しくギターを手に入れてギターライフを始めましょう!
特にアコースティックギターはエレキギターに比べて必需品が少ないので、とりあえずギターを始めるのにうってつけです。
また、長く続けられる趣味ですので、最初は是非”ちょっと良い”ギターを手に入れましょう。
今回ご紹介したELVISエルビス Elite-2(エリート2)を買えば後悔することは少ないかと思います。
皆さんに良きギターライフが訪れることを願っております。
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